オーダー製作工程・アクアマリンペンダント

アクアマリンペンダントの製作工程

IMG_7346 360 panda・今回オーダーのご注文いただいたお客様には、写真の“アクアマリン”を当店でご購入いただきました。
まずは、この石を使ったジュエリーのデザインを考えます。

 

今回は製作工程をご紹介させていただきますので、お時間がある方は、ゆっくりご覧下さい。

 

 

① IMG_7523 360 panda① まずお客様のご要望を伺い、デザインを決めます。
ご相談のうえシンプルなペンダントをご提案させていただきました
中石枠の周りにもメレーダイヤが留まるデザインにして、既製品とは少し違ったペンダントに決定致しました。

 

それでは、製作に取り掛かります。
② DSC03580 360 panda② まずは、新品地金の塊を熔解して板状の地金を造ります。
 地金は叩いたり、ローラーを使い伸ばしながら写真の形状にしていきます。

 

 

 

 

③ DSC03589 360 panda③ 板地金から“石枠”と“座”をスリ出します。
石枠はアクアマリンにピッタリと合うように丁寧に石合わせをしておきます。ここが重要なポイントです。

 

残念ながら既製枠の場合、この石合わせの工程が丁寧ではない事が殆どです…

 

④ DSC03599 360 panda④ 石枠と座は、爪を付けながらまとめていきます。
側面に留まるメレーダイヤの穴も事前に開けておきます。

 

 

 

 

⑤ DSC03622 360 panda⑤ 中石枠が出来ました。
あとは、バチカンを造ります。

 

 

 

 

⑥ DSC03626 360 panda⑥ 今回のような小さなバチカンなどを造る場合は、余った地金の切れ端などをよく使います。
地金は、もちろん精製された新品の地金です。

 

 

 

 

⑦ DSC03628 360 panda⑦ バチカンが出来ました。
最後に中石枠とバチカンを綺麗に磨き、くっつけて完成になります。

 

 

 

 

IMG_7480 360 panda⑧ 写真のような空枠ですが、完成致しました。

 

 

ダイジェストだと非常に簡単に見えますが…シンプルなペンダントと言えども細部まで拘って丁寧に造ったペンダントです。

 

 

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オーダー製作工程・アクアマリンのペンダント

バチカン、側面のメレーダイヤ、中石のアクアマリンも留まり完成致しました。

 

《彫留めにも拘って》

メレーダイヤなどの彫留めは当店では出来ないので、外注の職人さんにお願いしているのですが、彫留めも綺麗に留めていただける職人さんにお願いしています。
肉眼で見てもなかなか分かる部分ではありませんが、だからと言って手を抜いて良い箇所でもありません。
最終的に行う“彫留め”や“彫刻”で、ジュエリーの良し悪しが決まると言っても過言ではないのです。

 

《一から造っているからこそ》

今回のアクアマリンはやや石の高さがあり、お客様のご希望としては『なるべく高さが低い』、ペンダントをお望みでしたので、可能な限りアクアマリンを枠に落とし込み製作致しました。
全て一から作っているからこそ出来る部分でもあります。

この様に当店でお造りするジュエリーは、全て一から製作しておりますので、『ここに小さな石を留めてほしい』、『この部分を細くしてほしい』、など細かなご要望にもお応えできるかと思いますので、お考えの方は是非一度ご相談下さい。