リフォーム・譲り受けた指輪を婚約指輪へ

IMG_7772 360 panda・今回、当店をご利用いただいたお客様には、
先代から譲り受けた指輪を“エンゲージリング”として婚約者様へお送りするためにジュエリーリフォームのご依頼をいただきました。
今回は、写真の指輪を利用して新しい形のジュエリーへと生まれ変わらせます。
お客様とご相談のうえ、デザインを決め製作していきます。

 

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写真のように完成致しました。使用されているメレーダイヤは、当店でお買い上げ頂いたダイヤです。

今回の指輪も既製の空枠にダイヤモンドを留めただけではなく、ご注文いただいたお客様のためだけに製作したリングで、
WAXを使用して、一から形作ったリングです。

お客様にお持ちいただいたダイヤモンド(中石)に合った、腕の幅、腕の厚み、全体のバランス、を考慮して造りました。

写真ではちょっと分かりませんが、小さなメレーダイヤひとつひとつまで綺麗に向きが揃っており、細かな箇所まで拘りお客様のためだけに製作したジュエリーです。
(当店ではメレーダイヤの留めは外注の職人さんにお願いしています)

 

《先祖の想いを引き継いで…》 

近年では、当店でもこのようなリフォームのご依頼をいただく事が大変増えてきており、
先代から譲り受けた指輪を婚約者様に送ったり、リフォームしたりする事は、ジュエリー文化が成熟した【ヨーロッパ】ではごく一般的であり、
私共もとても素晴らしい事だと思います。

因みに、英国王室の『ウィリアム王子』が婚約の際に『キャサリン妃』に送った指輪も“故ダイアナ妃”の遺品で“ロイヤルブルーサファイア”を使用した指輪でした。
英国王室であれば、もっと高価な婚約指輪を買う事は簡単でしょうが…そういう事ではないんでしょうね。

 

こういった贈り物などは商品価値ではなく、その方がその宝飾品をどれだけ大切になさりたいか、という想いだと私共は思っております。

当店では、どのような品物であっても、お客様のお気持ちを第一に考え真心を込めてお作りさせていただきます。