◆ 今回、ジュエリーリフォームをご希望のお客様は、ご家族から譲り受けた指輪をリフォームされたいとの事でした。
お持ちになられた指輪は、昔ながらの高さがある『立爪』の指輪です。
お客様のご希望を伺い、ご相談のうえデザインを決め、手造りで製作させていただきます。
↓リフォーム後
ご覧のように完成いたしました。
今回も全て、【※鍛造(たんぞう)】製法による手造りで製作させていただきました。
お客様にもある程度、デザインイメージがございましたので、すんなりとデザインは決まりました。
今回のお客様の大まかなご希望としては、『婚約指輪に見えないようなデザイン』、『繊細なデザイン』、『縁にはミル』、などのご希望を踏まえデザインをご提案させていただきました。
お持ちになられたダイヤモンドも非常に綺麗なダイヤモンドで、
ダイヤモンドは伏せ込みで留め、中石枠の周り、腕にはミルグレインを施し、繊細な指輪へと仕上がりました。
地金は、“18金”と“プラチナ900”のコンビです。
お客様にもお気に召していただけたようで、私共も大変嬉しい限りです。
カジュアルなデザインのため、日常でもきっと活躍してくれるジュエリーです。
~ミルグレインとは?~
タガネを使って、地金の表面、縁などを粒状に加工する事。
一般的には、『ミル』と呼ばれています。
~※鍛造(たんぞう)製法って?~
金属を金槌(かなづち)などで叩きながら、成形し製作していく技法。
ジュエリー製作においては、高度な技術を必要とします。
鍛造製法で製作された金属は、鋳造(ちゅうぞう)の金属より遥かに高い密度になり、高い強度を保ちます。
※ジュエリーなどの場合は、最終的には“ヤスリ”など様々な工具を使って形作っていきます。