リフォーム工程:ジュエリー、ダイヤを使用して

IMG_2782-2795 360 p◆今回、ジュエリーリフォームをご希望になられたお客様にお持ち頂いたお品物は、写真の指輪、ネックレス、ダイヤモンド(ルース)です。

 

お客様とご相談のうえ、これらを使用したジュエリーをご提案させていただきます。

 

 

IMG_20170201_360 p◆お客様とご相談のうえ、数点描いたデザイン画の中から、写真のデザインをお選びいただきました。

 

今回は、リフォーム製作工程をご紹介させていただきますので、お時間がある方はご覧ください。

 

 

 

DSC03868-3872 360 p① まずは、ペンダント中心の石枠から製作していくための材料を造ります。
今回の石枠は全て『伏せ込み』のため、ダイヤモンドに合う寸法の枠を全て一から製作していきます。
ラウンドのダイヤは、パイプ状にした地金から石枠を造ります。このパイプ状の地金も全て一から手で造ってます。

 

 

 

DSC03876 360 p② 先程、板状に延ばした地金を『ヤットコ』を使って丁寧に丸めて、石枠を造っていきます。

 

今回のダイヤモンドは大きさがバラバラであったため、出来上がった時におかしく見えないように考え製作します。

 

 

 

DSC03947 360 p③ ラウンド、ペアシェイプ、マーキスの石枠はそれぞれ造り方は違うのですが、とりあえず中心の伏せ込み枠は出来ました。

 

次は、これらの石枠をまとめていく作業です。

 

 

 

DSC03949 360 p④ 写真ではわかりづらいですが、石枠に角度をつけながらまとめ終わった所です。

 

上にひとつあるマーキスの石枠は、イエローダイヤモンドが留まる箇所で、より黄色が引き立つようにイエローゴールドで造ってあります。

 

 

DSC03958 360 p⑤ 次は、ペンダントの縁の部分を製作していきます。
この部分は、一枚の板地金から切り抜いて造ります。

 

 

 

 

DSC03961-3962 360 p⑥ 先程造った地金に、メレーダイヤが留まる穴を写真の通り開けます。
穴を開けた後、裏面は四角い形状に『裏取り』を施します。
裏取りは主に、少しでも地金を軽く、光がより多く入り込む、などの目的で行われる物で、本当に手間を掛けて造られているジュエリーやハイジュエリーブランドでしか行われていません。
高い技術を必要とし、手間もかかる工程です。

 

 

DSC03970-3971 360 p⑦ これまでに造った3つのパーツを1つにまとめます。
大半の工程が終わり、もう少しで完成です。

 

 

 

 

DSC03977 360 p⑧ 写真は、ペンダントの『座』を造っている途中です。
これも一枚の板地金から切り抜いた物です。

 

 

 

 

DSC03980 360 p⑨ ここまでに出来た、『本体』と『座』を綺麗に磨き、ひとつにまとめて完成です。

 

ご紹介した以外にも様々な工程を経て、ここまでたどり着きましたが、少し省略させていただきました。

 

 

 

IMG_4603 360 p・写真の様に石留め前ですが、完成致しました。

 

残す石留めは、専門の職人さんにお願いします。

 

 

 

↓石留め後

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石留めも終わり、ペンダントが完成致しました。

ペンダントに使用したダイヤは、全てお客様所有のダイヤモンドを使用しております。

 

今回のリフォームで難しかった点は、中心の『ペアシェイプ、マーキス』ダイヤの大きさがバラバラだった為、石留め後にいかに違和感なく見えるかを考えて製作致しました。

石留めをお願いした職人さんにも、石が留まった後、違和感ないよう丁寧に仕上げて頂き、
ダイヤの大きさがバラバラだったのは、言われなければ分からない程、綺麗な仕上がりとなりました。

正に世界にひとつだけ、手造りによるオリジナルペンダントの完成です。
ご注文頂いたお客様にもとてもお喜び頂けました。

 

~様々なジュエリーを使って、ひとつのジュエリーへ~

今回のお客様の様にお手持ちの様々なジュエリーを使って、ひとつのジュエリーを製作する事も出来ますので、
『いろいろ使わないジュエリーやチェーンを持っているが、新しいジュエリーも欲しい…』
などお考えの方は、是非一度ご来店頂きご相談下さい。