◆今回の修理のご依頼は、可動部分が千切れたネックレスです。
手間は掛かりますが、他の箇所と同じ動き方になるよう丁寧に修理していきます。
可動部分を修理するには、メレーダイヤを1pc外す必要があるので、外してから修理致します。
◆壊れた箇所を写真の様に可動部分を一から製作し、溶接致します。
後はプラチナの丸線を突き刺し、溶接、石を留め直し完成です。
写真でお伝えするとあっという間ですが、結構手間はかかります。
↓修理後
千切れたネックレスの修理
◆修理費用 ￥16,200（税込）
【※修理の内容】
・修理箇所のダイヤ外し＋留め直し。
・可動部分の造り直し。
◆他の箇所と同じつなぎ方で、同じ動き方に無事直りました。
こちらのネックレスは鋳造（キャスト）で製造されており、鋳造の際にパーツの先端まで地金が上手く流れておらず、
先端が弱っていた所に力が加わった為、千切れたと思われます。
こういった修理は大半のお店では嫌われ、丁寧に修理してくれるお店は少ないかと思います。
修理には他の方法もあり、石枠同士をただ溶接するだけといった方法もございますが、
ただ、他の所と同じように直さないと修理箇所だけ動き方がおかしくなってしまいます。
この手の修理は元と同じ様に修理するのが最善だと思います。勿論、強度を保ち壊れないのが前提です。
ジュエリーの修理は難しい物で様々な知識、技術を持ち合わせていなければ出来ない物なのです。