リフォーム製作工程:角石のダイヤを使って

◆今回のお客様には写真の指輪をお持ちいただき、指輪をリフォームして、新たな指輪を製作したいとご来店いただきました。
リフォームの製作工程をご紹介致しますので、宜しければご覧下さい。

 

 

 

◆お客様とご相談のうえ写真のデザインに決まりました。
デザインはサンプルの写真などをご覧いただき、その場でお決めいただきましたので、
このデザイン画はご覧いただいておりませんが、後にデザイン画は当店の記録として描きました。

 

 

 

①まずは、角の石枠を造っていきます。
石枠を造り、石座も付けます。
指輪を指にはめている時にも、ダイヤモンドに光が射し込み、ダイヤが綺麗に輝くように透かしを造りました。

 

 

 

②次に腕の部分を造ります。
プラチナの塊を伸ばし、丸めて指輪にします。

 

 

 

 

③次にヤスリなどを使い、写真のように指輪を削り出していきます。
そこに、先に造った石枠を嵌め込んでいきます。

 

 

 

 

④後は綺麗に磨き、石留め前の枠が完成致しました。
透かしの隙間は均一の高さではなく、バランス良くなるよう、グラデーションにしてあります。

 

写真でご紹介すると、あっという間ですが、それなりに手間は掛かります…

 

 

↓石留め後

  

石留め、ミルも入れ完成致しました。

今回の指輪は、写真でご紹介させていただいた様に、全て地金の塊から造る、鍛造(たんぞう)にて製作致しました。

 

お客様に納めさせていただいた際には、とてもご満足いただけたようで大変嬉しく思います。