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2017/05/18 《ブログ》神戸国際宝飾展

【第21回神戸国際宝飾展】

INTERNATIONAL  JEWELLERY  KOBE

 

5月17日(水)は神戸で行われた、『第21回神戸国際宝飾展』(IJK)に日帰りで行ってまいりました。

業者のみ入場可の展示会です

西日本では、最大規模の宝飾展示会です。  

◆会場前◆
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初日という事もあり、かなりの人出でした。

東南アジアを主とした海外からのバイヤーも多く、取り引きも好調のようでした。 勿論、閑散としたブースもありますが...

メーカーによるジュエリー、中古ジュエリー、中古のルース(裸石)、真珠系は好調に見受けられましたが、 ルース屋、ビーズ系、アクセサリー系、その他のブースなどは割とのんびりとした出足に思えました。  

毎年多くの展示会などを見に行っていますが、良い宝石は年々減り続け、価格も高騰しています。    ...

2017/05/11 ◆ジュエリーの修理《後編》

◆ジュエリーの修理について《後編》

 
~ジュエリーの修理はリスクが高い~

修理の場合、他店様のお品物ですと自分で一から製作している訳ではありませんので、 どうしても分からない所が出てくる事もございます。

ジュエリー、アクセサリーの修理は構造などを的確に把握していなければ、しっかりと直す事が出来ません。 ただ闇雲に修理をして、品物が壊れてしまっては元も子もありません。

お客様から伺うお話によると、『お店で買ってくれたジュエリーしか修理を受け付けない』という事をよく聞きます。 他店でお求めになられたジュエリーが断られるのは、リスクが高いのも一因かと思われます。

 
~シルバーは特に厄介~

これまたよくある話で、大半のお客様はシルバーのジュエリー、アクセサリーは安いから、修理も安いと思われている方が多い様に感じます。 その考え方は分からない訳ではありませんが、ジュエリーに関しては逆と言えるかもしれません。

一般的な、Pt(プラチナ)、K18(18金)、SILVER(シルバー)、この中でどの素材の修理が難しいかと聞かれれば、 大半の職人が迷う事なく『SILVER』と言うでしょう。

難しい理由は色々あるのですが、簡潔にご説明すると『熱伝導率』、『ロウ付けの難しさ』、 『仕上げの難しさ』と言った所です。 熱伝導率が高い為に、石が留まっている品物は特殊な機械が必要になる事も。

その為、多くの宝石店、ショップなどではシルバーの修理はお断りしているようです。

当店にも『他店でシルバーの修理は断られた』と言う方が多くお見えになります。

 
 ~場合によっては、高額な機械が必要~

正直、シルバーの修理は大変難しくややこしい物です。 特に『宝石』が留まっている物に関しては、特殊な機械である『レーザー溶接機』がなければ極めて難しくなります。

機会の種類にもよりますが、『レーザー溶接機』は数百万円はする非常に高価な機械です。