毎日24時間、指輪をはめっぱなしにしていると、指輪が抜けなくなってしまう事があります。
抜けないからと、強引に抜こうとすると逆に指が腫れて、これまた余計に抜けなくなる事もあります。
場合によっては、腫れた状態で放置しておくと余計に腫れあがってくる事もあります。
これが、結構痛いらしいです。(私は経験がありません)
そうなったら指輪を切断してしまった方が賢明です。
~最近こんな事もありました~
先日、入院先の病院からお電話をいただき、『指輪が抜けなくなったので切ってほしい』、とご依頼があったので、
6代目店主が病院まで出張して、写真の『リングカッター』を使って指輪を切断してきました。
今回、ご依頼いただいた方は、痛みで満足に睡眠も取れないほどの痛みだったとか…
病院によって、切断できる器具を用意してある所と無い所があるみたいです。
~放っておくと大変に!~
これまた、以前のお話しですが、当店に年配の男性がお見えになった事がありました。
この方の指には、金色の『印台(いんだい)』が指に食い込んでおり、お話しを伺うと20年以上指にはめっぱなしで『外した事が無い』との事です。
勿論、入浴中、睡眠中も20年以上付けっぱなしです。(それは、それで凄い…)
ある日、指が徐々に腫れあがり、痛みに我慢できなくなったとの事。
確かに…食い込んだ指を見せていただくと、指の関節付近が大きく腫れあがり指が傷付き、傷口が膿んでいる状態でした。
とても我慢強い方の様で、傷口が膿んでしまうまで痛みに耐えていたようです。
結果…
指輪を切断するまでに、約1時間を要しました。
切断する器具を指輪の隙間に差し込むだけで、激痛が走り、度々休憩を挟みながらの長期戦になりました。
(通常の甲丸は、数分で切断できます)
お客様には、かなりの痛みを我慢していただきながらの切断作業になりましたが、無事に痛みから解放されました。
いやぁ~、印台は幅が広く、切るのが大変でした。
と言ったように、指輪が抜けなくなりお悩みの方は、我慢して大事になる前に信頼しているお店へご相談下さい。